近頃の私といえば毎晩毎晩酒を浴びて、休日は家系やら次郎系やらでアブラニンニクマシマシと、(ようは前回と全く変わっていない)大絶賛人工透析RTAを爆走中である、大丈夫だ、死ななきゃ安い、死んでも安い
先手:相手方は13級(レート934)
後手:kunimasu1級(レート1647)
酔いどれ将棋でレートをとかしての対局、因みにお相手さんは13級だがこれは対局数が少ない事でまだレートが確定していないだけで過去対局を見ると恐らく有段者である、強敵だ
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲5八金右 △3三角
▲4八銀 △4二飛 ▲6八玉 △6二玉 ▲2五歩 △3二銀
▲7八玉 △7二玉 ▲5六歩 △8二玉 ▲9六歩 △9二香
▲5七銀 △9一玉 ▲7七角 △8二銀 ▲8八玉 △7一金
▲7八金 △1四歩 ▲9八香 △4五歩 ▲6六歩 △4三銀
▲6七金右 △4四銀 ▲9九玉 △5四歩 ▲8八銀
いつものように四間飛車穴熊に組む、相手も居飛車穴熊で戦型は相穴熊となった
序盤の角交換を拒否されたので珍しく4四銀型に組む、対銀冠に対しては有効だが穴熊に対してはどこまで効いているか、早速仕掛ける
△5五歩
▲8六角 △5二飛 ▲5五歩 △同飛 ▲5六歩打 △5一飛
▲1六歩 △3二金 ▲3六歩 △5四飛 ▲7七角 △5一飛
▲6五歩 △4一飛 ▲8六角 △5一飛 ▲6四歩 △同歩
▲同角 △5五歩打 ▲2四歩 △同歩 ▲5五歩 △同銀
▲7五角 △6六歩打 ▲6八金引 △5六銀
細かな折衝が続いたがようやく本格的な戦いが始まりそうだ
しかしこの5六銀は悪手、相手が二歩持っているのを失念していて▲5二歩 △同飛 ▲5三歩で受かっている、ただ銀金を取って6七に打ち込めばうるさい攻めが続くので相手も警戒したか
何事もこういうシンプルなミスが命取りになる、反省
▲同銀 △同飛
▲5七歩打 △3六飛 ▲3七歩打 △3五飛 ▲3六銀打 △同飛
▲同歩 △6七銀打 ▲5二飛打 △6八銀成 ▲同飛 △6七銀打
▲同金 △同歩成 ▲同飛 △7八金打 ▲6六歩打 △6八金打
▲同飛 △同金 ▲3二飛成 △5八飛打 ▲7九銀打 △同金
▲同銀 △7四歩 ▲9七角 △6六角 ▲8八銀打 △6八歩打
▲4九金打 △2八飛成 ▲3九金
さてここである、通常相穴熊においては金は飛車角よりも価値が高くなることが多い、その大事な金を龍を弾くためとはいえこんな僻地に二枚も投入するのは通常考えにくい、過剰防衛も良いところである
ではそれを承知で指したであろう、この手の意味するところは?
「お前の攻めは失敗している、そんな雑な攻めは通用しない」
と、こう言う事なのだ
これにはついカッとなる、ならばよし、繫げてみよう、この攻めを
顔が真っ赤になる、熱量が胸の奥底から湧き上がってくるな感覚、久しく忘れていた闘いの鼓動、いつかどこかに無くしたはずの、この情熱を
それらを持って再び盤面を見る、選択肢は2つ※△1九竜か△2七龍、結論から言えば△2七龍は悪手、正解は1九竜、なるほど龍が封じられても相手の僻地の金二枚の代償を考えれば香得の分良いということか、理屈はわかった…だけどそんなの知らないね
△2七龍
はっきり悪手、しかし相手の主張に屈する訳にはいかない、飛車を引いて楽にする
こうなればもう意地の戦いだ、一歩も引かない、我が輩の辞書に二の太刀の文字は無い
▲6七金打 △6九歩成
▲6六金 △7九と ▲同銀 △4七龍 ▲4八金右 △3六龍
▲2一龍 △6六龍 ▲4四角打 △6九龍 ▲1一角成 △6七歩打 ▲5八金上 △6八金打 ▲8八馬 △7八銀打 ▲6三桂打 △7九金 ▲同馬 △同銀成 ▲同角 △7八銀打 ▲7一桂成 △同銀
▲同龍 △4四角打 ▲投了
まで128手で後手の勝ち
かくして龍は舞い戻る、金を守りに参加させようとするがもう遅い、龍はもう本丸にいる、後は穴熊崩しのセオリー、戦力を全投入して受けるスペースを与えない
最後は王手飛車で相手の最後の希望である7一の龍を討ち取る、なお、この王手飛車は悪手で7七角から詰みがある しかし、事ここに至っては勝負としてこれで勝ちなのだ、戦いには文脈と言うものがありハレもケもある、二人だけの世界においてはこれで決着はついているのだ
久しぶりに熱い戦いだった、良い勝利だった、こんな感情の高ぶりは最近あっただろうか、かつてモンゴルで味わったそれが最後か、生き方が淡泊になっている自覚はある、今は耐えよう、しかしいつかまた熱い闘いの中に身を投じたい、我が肝臓が死ぬ前に
※後で精査したところ最善は6九歩成…GPSfish先生激しすぎませんかね…
さて、音楽の方はと言うといくつかのプロジェクトが始動している、Trapbeatへの知見も増えたことでまた新たな研究成果をお披露目出来ることを楽しみにしている
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