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執筆者の写真あひるれこうず。

【あひるれこうず。】RAVAの哲学

死生観という考えたことありますか?


簡単に言って、言葉通り「死」と「生」についての観念なのですが、自分に取っての生きる価値という物を深く考えるという物だと私は認識しています。


生きる価値とはなんなのか?思春期の私はそれを毎日の様に考えていた。少しの変化だけで代わり映えのない日常。だったら別にいつ死んでもいいんじゃないか?そんなことをグルグル毎日考えていた。しかしながら、死という生を謳歌している以上、絶対に踏み入れることのできない世界に私は非常に恐怖を感じていた。


ある日、価値とは別にでは「生きる目的」とはなんなのか?ということを考えた。結果として私は「死ぬために生きている」という生の目的を得た。


「死ぬために生きる」というのは一見して矛盾しているようだが、これは全く意味合いが違う物だ。死後の世界という物をあなたは信じますか?私は信じていない。肉体が死ねば、完全にRAVAという自我は消滅し、ただ、土に還る物だと思う。だが、RAVAという物が生きていた証というのが多少、友人や知り合いの中で「情念」として生き続ける。


つまり、「死ぬために生きる」というのはこの「情念」をどれだけ大きなものかつ、普遍な物にできるのかということだ。巨大な情念、例えば過去の偉人や有名なアーティストたちはそれこそ不老不死のレベルで生き続けている。志半ばで亡くなった方も多くいるだろうが、彼らは最高の生命の目的を体現してきたのだ。(確かにこれは知性を持った人間特有の物だが...)


そうなると、私はどこまでこの情念という物をこの世界に残すことが出来るのか。考えてはいるがなかなかその答えは見えてこない。ただ、いつか自分のやっている音楽で一つの情念を体現し、死ぬために生ききっていきたい思いつつ、私はAVを漁るのだった。

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