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執筆者の写真あひるれこうず。

レシピ

更新日:2020年2月17日


作成者:高梨辣油





 さて本日は、「ヒトの煮付け」のご紹介をしたいと思います。まずは下ごしらえからです。一番最初に足や腕、そして頭を取り除きましょう。折り曲げることで取ることも出来ますが、刃を使って擦り切ることも可能です。残った体に中央から縦に包丁を入れ、骨に当たるので骨を取り除きつつ、胸骨を頼りに2つに割ります。背骨も一緒に取り除いておきましょう。

 予め、この時点で片手鍋に煮汁の材料と生姜を入れて火にかけておきましょう。弱火でじっくりと、温めます。先ほど取り除いた足を入れて出汁を取っておくのも乙なものです。

次に、臓器を取り除きます。「五臓六腑」という有名な言葉があり、ヒトを調理するときは五臓、つまり「肝、心臓、脾臓、肺、腎臓」は上手いから残しておいてもいいが、六腑、つまり「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦(さんしょう)」は不味いからすぐに捨てろ、という言葉です。量が多いので取り除くことは大変ですが、おいしい料理が待ってると思い頑張りましょう。最後に、体に数箇所切り込みを入れておくと調味料の味が染み込みやすくなります。

 煮立った煮汁にヒトを入れます。予め煮立たせた煮汁に入れることによって、臭みを軽減することができます。身が多少縮むまで煮汁をかけながら煮て、ピンク色になってきたところで落し蓋をします。煮汁の水分が飛び、とろみが出てきたところで火を止め、粗熱をとってお皿に盛り付けましょう。お好みで大葉など薬味を添えて完成です。

 いかがでしたか。ヒトの煮付けは手間がかかってしまうものの、材料も比較的安く、また一度作ると数食分になるため便利です。また、取り除いた部分も揚げたり塩焼きにすることで余すことなく美味しくいただけます。今日の夜ご飯にいかがですか。


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